空の境界:第一章 俯瞰風景

観てきました。零時半ごろ帰ってきてお風呂入って寝ようと思ったけどこの興奮を今書きたかった。
とりあえず一言。



「凄すぎる」



製作はufotableということで丁寧な仕事は期待していたけど、予想の遥か上をいく質の高さ!
作画&背景描写、音楽、動きの一つ一つが半端ない作りこみで、始終驚かされましたよ。最初、本番前には幹也、式、更にネコアルククレイアニメーションで館内注意を呼びかけていて会場内に笑いがこみ上げていたんだけど、本編が始まって数分のうちに皆クオリティの高さに驚かされているというかあまりの出来に声も上がらず静まり返っていた。そりゃ上映中に喋らないのは当たり前だけど、そういう静けさとは違って皆感動に打ちのめされている気がした。
本編のほうはというと、原作のセリフはそのままあまり文章では捉えにくかった場面まで忠実に再現されていた。また映画オリジナルの場面も結構出てきて原作ファンにはとても楽しめる内容だった。
各キャラの声も観る前はちょっと微妙だっけど始まれば全然違和感がなかった。特に主人公の式を演じた坂本真綾さん。俺はコミケでのTYPE-MOONのドラマCDを買わなかったので声を聞いたのが映画本番だったんだけど、実に適役だったと思います。他にも幹也役のスズケンも最初はもういいよ・・・とか思ってたけど、なんだイケるじゃないか^^
印象に残った場面として一番鳥肌がたったのは巫条霧絵と式の対決シーン。あの戦闘カットの作りこみは本当に凄い。特に浮遊して逃げる霧絵を式がビル一つ超えて追いかける所。所々で3Dを活用していて躍動感や臨場感、緊迫感がこれでもかという具合で伝わってきた。
やはりパンフレットを読むと例のシーンの原画や製作過程などが記されていて、いかに凄かったか理解できた。
またストーリー自体は作品独特の複雑な時系列(今回の話は実際は4話になるわけだけど)もとりあえず最後に年号をでかでかと出したり、原作では書かれている各章を繋げるような言動、伏線的なキーワードも極力省いているようで、原作未読者にも十分楽しんでもらえるようになっているみたい。ただ魔眼のことは一切説明がなかった。

音楽の面ではスタッフロールで初めて知ったけど担当は梶浦由記さんだった。全てのBGMがその場面に合っていて、OP&EDがとても良かった。
どうやらEDの歌詞がなんか一章の内容とリンクしてるなーと思ってさっき調べたら、どうやら章ごとにEDが用意されているみたい。
とりあえずこれは買い。

最後に次回予告。これまた楽しめそう。空の境界:第二章 殺人考察(前) 上映は今月29日から。


とにかく今作品においては過度な期待はおおいに結構。原作ファンはもちろん興味を持った方は是非観たほうが言いかと。
まぁ、土地の関係上観に行けない人には残念だけど;DVDの発売をお待ちください。俺はもちろん買う・・・と思う。金があったら^^;



そういや映画館で購入したもの↓

パンフレット、クリアファイル、写真には無いけどポスターを購入。おまけで栞?がついてきた。